11月2日舞台『一瞬の風になれ』大千穐楽レポ

舞台一瞬の風になれ集合写真

大千穐楽見届けてきました。
今回はひたすらに好きだったポイントを書き綴りたいと思います。
菅原りこさんのことは以下『りったん』と書かせていただきます。

日替わりコーナーレポ

•浦木先輩は『青春占い』みごとに脇へと飛んでいき2日連続神奈川県民の運勢は地獄となりました(笑)

•桃内リラックスタイムは三点倒立。
その姿勢で話すの?とびっくりしました。
桃内は決してリラックス出来ないリラックスタイム(笑)千秋楽まで笑いをありがとう。

•体力お化けのシーン
トトロでした。バトンを傘に見立ててとるポーズ最高でした。これはきっと見た人しか分からない。
連にトトロ好きなんだなと言いながら去っていく守屋先輩最高でした(笑)

オープングについて

この作品オープニングだけでチケット分の価値があると思っています。
公演の度に、りったんのキラキラ輝くダンスをまた見れたことが本当に嬉しかったです。
スポットライトの中で踊るりったんは本当に素敵でした。目がキラキラ輝いていて見るたびに凄いパワーをもらえました。
何より制服に揺れるポニーテール最高すぎません?可愛すぎません?くるりと身をひるがえすしなやかさ本当に綺麗で最高でした。
歌詞の『叶わない願いも、叶えたい希望も、抱え転んで、僕らは走る』が作品にぴったりはまっていて、もうオープニングから涙腺がゆるゆるでした。
唯一問題だったのは、このオープニングダンスは毎回りったんに目が釘付けすぎて他の出演者の方を一度もしっかり見れていないんです。
DVD発売されたらしっかりチェックしたいポイントです。

若菜ちゃんが新二にした仕草を毎回連が真似て新二にするシーンがあるのですが、この日は内緒話でした。頬っぺたツンツンの日もあり毎回オープニングを見るときの楽しみの1つでもありました。
こういう少しの変化があるのも生の舞台の醍醐味だと思います。

浦木先輩のロッカーシーン

もう大好きです。見た人なら絶対分かってくれるはず!
もう笑うしかないこのシーン。
昨日は島田先輩もロッカーに入っていました。
守屋の『先輩ですけどバカですか』が最高でした。
そして浦木のずっと下りたままのジャージに誰もツッコミを入れず、我慢できなくなった島田先輩が上げてあげる姿にも笑わせてもらいました。
しかし、あえてまたおろして脱いで短パンに履き替える浦木最高です。
しかもこのやり取りがグダグダにならず物語の中で自然に流れるように行われている所が本当にすごい。
コミニュケーションがしっかりとれているからこそ出来る遊びだなと思いました。

そしてこれも書いておかなくては!叩かれ続け、中に入られ踏まれ続けたロッカー本当にお疲れ様。
君も立派なカンパニーメンバーだと思う。いい仕事してくれてありがとう。

圭子ちゃんの叫び

今回も良かった!少しずつ感情がこらえられなくなっていく感じが本当に良く表現できていたと思います。
『うん、惜しかった』←感情をこらえるように少しでも冷静に話そうとしているのが伝わってくる。
『でもさ、本番でベストを出すくらいじゃないと上へはいけないんだよ』←後半に行くにしたがって声が震えていくのが本当にたまらないです。
『ちくちょー』←感情大爆発
『悔しいな』←少し静かに、吐き捨てるように言う姿にたまらなくなります。

市川先輩の『終わっちゃったな』に毎回涙が出てしまいました。
この作品女子部員たちの青春も最高です。

連の土下座

相変わらず本当に満足そうな笑顔を浮かべて、土下座する連の横を少しも見ないですたすたと歩いて行くりったん最高でした。
『部活舐めてるよね!』りったんの怒号なんぞ舞台でもなければ絶対聞けないと思うので本当に貴重なシーン。
ちょっと怒られたいとか思ってしまった私です(笑)

怪我した連に『ちゃんと治してまた走ろう』とかける声

もうね最高に優しい声、少し震えているのもポイントが高い。
土下座シーンと同じ人物が出しているとは思えないほどの優しい切なさにあふれた声にグッと来ます。
守屋先輩の為に走ろうとしていたと分かった瞬間こらえ切れなくなってくしゃっと歪む表情も最高です。
サバサバ女子だけど情にあついそんな圭子ちゃん像が垣間見れる本当に大好きなシーンです。

本当に今回の圭子ちゃんは普段のりったんとは真逆のキャラクターなので新しいりったんを沢山見れて幸せでした。
舞台っていいな、演じるって凄いなと改めて感じさせてくれたりったんに感謝。
新二の言葉を借りるならりったんの最高が見えないのがいい。これからどうなっていくのか楽しみでしょうがないです。
三輪先生と連

みっちゃん最高でした。
連を怒鳴る余裕のないみっちゃん正直引くくらい怖かった。個人的に一番初日から変わった気がします。
初日も素晴らしかったのですが、千穐楽に向けて感情がもう一段張り込んだというか、見せ方が上手くなったというか、本当に目をそむけたくなるくらい痛々しさと必死さが伝わってきて苦しかったです。連の足に触れる手の震えとか、『お前も中学からやってるなら分かるだろ!分かるだろ』の2回目の『分かるだろ』の声の泣き出しそうな感じとか本当に最高すぎました。
そしてその熱量に割り込んでいける守屋の思いのこもった謝罪も最高でした。
どちらかが軽く見えてしまうとこのシーン台無しになってしまう気がするので本当にいいバランスで最高でした。
守屋の『俺たちに任せてくれ』の声の優しさが身に沁みました。

夏合宿のシーン

前にも書きましたが、新二もいいが、根岸良すぎます。
本当に根岸役の志村玲於さんが上手いんです。
憧れとか悔しさとか色々ぐちゃぐちゃにまじりあった感じが台詞にしっかりこもっている。
どうやったらそんな声出せるの?めちゃくちゃ伝わるよと毎回涙腺崩壊させてました。
ここ泣かずにこえるのは無理です。
根岸に感情ぶつけられて、連の表情が変わっていくのもいい!
連より早くなれと新二に告げるときの根岸も好きです。
『俺は無理でもお前なら』悔しくないはずないのに新二にこう言える根岸は本当にいい男だと思います。

合同合宿のシーン

大塚先生に『はい』としっかり返事する連最高です。
真剣な表情もすごくかっこいい。
連が変わっていくのを感じられる大好きなシーンですが、周りの春高メンバーが一瞬驚いた顔をした後、優しい笑顔で連を見つめているのも大好きです。
こういう仲間に囲まれたから連は変わっていっているんだなと感じられるいいシーン。
タイムトライアルの後に連と仙波がにらみ合っているシーンも好きです。
あの適当だった連が仙波にライバル心燃やしてる~と熱くなりました。

守屋と浦木の引退シーン

ここも間違いなく涙腺ゆるゆるポイント
浦木先輩に託された瞬間に新二の頬を本当に綺麗に一筋の涙が落ちるのが見えました。
私はこれを『世界一ピュアな涙』と名付けたいと思います。異論がある方はコメントください(笑)
新二の頭をくしゃってして、守屋にやってやったぜとでも言うかのようにグーして見せる浦木先輩の笑顔が本当に満足そうで輝いていて最高でした。
涙にぬれて少し赤くなった目とまぶしい笑顔本当に役として生きているのが伝わってきました。
浦木役の田中稔彦さんが素晴らしいブログを書かれているので是非読んでほしいです。こちら

駅伝大会中の新二と連の語り合い

このシーン本当に良かった。
その前の谷口を応援する『ファイトー』の声がかれるような叫びも今までで一番感情がのっていてよかったと思います。
泣きじゃくる新二本当に可愛すぎました。
『俺、お前がいないとつまんないんだわ』ぽつりと告げる連の言葉に驚いて涙が止まる新二このシーン大好きです。
新二の表情の変化が本当にいい。連の優しい声音もいい。
二人で走り出した瞬間吹き抜ける風とキラキラした何かが見えた気がしました。
きっとこれを言葉にするなら『青春』です。
舞台一瞬の風になれの新二と連

神谷ファミリー

回を重ねるごとに家族感が強まっていった気がします。
本当の家族に見えてくる。お父さんもお母さんも本当に演技上手。
母と息子二人がおしゃべりに夢中で挨拶を無視されるお父さんがリアルでくすっとしてしまいました。
個人的に大好きなのが健ちゃんに『夢は?』と聞かれた新二が『速くなるもっと』と答えた後の健ちゃんの凄く満足そうな笑顔。健ちゃんが新二の新しい道を応援しようと決めた瞬間なのかなと想像してます。
場面が暗転していくので見にくいのが少し残念。
特にお父さんの『おい新二、つらいのは皆一緒なんだぞ』の『おい新二』の言い方が少し叱るような絶妙な声音で、優しい父親像しか見てこなかったので、この場面で父親の威厳みたいなものを感じ場が引き締まった気がします。
余談ですが健一役の柳川るいさん食べる仕草上手すぎません?本当にごはん食べてるのかと思いました(笑)

鷲谷

大塚先生の『部が選手を育てるんだぞ』の台詞は本当に素敵な言葉だなと思います。
前回感想でも書きましたが仙波に高梨がいて本当に良かった。
二人の笑顔でのグータッチが本当に好きです。この2人にも作り上げてきた絆があるんだろうなと感じずにはいられないいい笑顔。
この二人の演技ももっと見たかったなぁ。
『無理やり100%』この台詞が大好きです。

 

カーテンコール

みっちゃんと大塚先生のやったぜというようなグータッチが良かった。大人な先生二人が本当に物語を引き締めてくれていたと思います。

亀有初日と同じく神谷新二役の富本惣昭さんと一ノ瀬連役の織部典成さんからの挨拶でした。
初日は噛みまくった2人でしたが今回はしっかり挨拶できていました(笑)
泣き出す惣昭さんを抱きしめる織部さんも印象的でしたが、話す途中で泣きそうになる惣昭さんの背を支えるようにそっと触れる手にも友情を感じました。
惣昭さん本人も言っていましたが、19歳最年少で主演、台詞量の多さ本当に大変なプレッシャーがあった中本当によく頑張ったと思います。正直滑舌は最後まで気になる部分もありましたが、確実に良くなっていたし、真っ直ぐで熱い青年だから次に見る時はもっと伸びていると思います。また見れる日が楽しみだな。

泣きながら『終わりたくない』と告げる惣昭さんに本当にいいカンパニーだったんだなと感じました。

りったんがお姉さんのような優しい眼差しで惣昭さんを見つめていたのも印象的でした。いつもは見守られることが多いりったんが今回は見守る側になっているとほっこりしました。
客席も一緒にやった『ファイ、オー!』良い思い出になりました。

本当に毎公演成長が感じられるいい舞台でした。
見終わった後本当に爽やかで清々しい気持ちになれる舞台。
終わってしまったのは本当に寂しいですが、受け取ったバトンはずっと大切にしていきたいと思います。
出来ることなら楽曲を是非配信してほしいです。そして一刻も早くDVDが欲しい。来年の4月まで待つのが辛いです(泣)

長いうえに読みにくい文章をお読みいただきありがとうございました。
りったんの次の舞台ペルソナも本当に楽しみです。

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