2022.7.1NIGHT HEAD 2041-THE STAGE菅原りこさんレポ

初日マチネ観劇してきました。完全に個人的な感想＆ネタバレも控えめとはいえ有りなので気になる方はご注意下さい。今回は菅原りこさん中心の感想となります。

初のGロッソでしたが、傾斜がしっかりあるので見やすい会場でした。
今回の作品によく合っている会場でもあると思います。
高低差がかなりあるためにド派手なアクションが満載！
おかげで超能力バトルの迫力がグンと上がっていると思いますし、要所の落下も見事でした。
通路も役者さんが駆け抜けて会場全体を舞台として上手く使っていました。
プロジェクションマッピングを上手く利用した演出も良かったですし、シャボン玉がいい感じに客席と舞台をつないでくれた気がします。
表現が難しんですが世界に溶け込んだ感覚がありました。観劇した方はこの感覚わかるんではないかと思います。
ただこの高低差とプロジェクションマッピングの演出のため前方の席ですとかなり見にくいと思います。
今回は６列目ほぼセンターで観劇しましたが、この位置でもかなり近すぎると感じました。
たとえるなら映画館の最前列で見るようなイメージです。
あとマイクがよく切れる印象を受けました。こちらは是非とも改善して欲しいです。
後日後方でも観劇予定なのでまた感想を書きたいと思います。

私はアニメを全話視聴してから観劇しました。
アニメでも尺が足りないなと思ったくらいのストーリーを約2時間の舞台にまとめているので正直無理がある部分も多々あります。
個人的には良くまとめたなという印象を受けましたが、時系列が結構入り乱れるストーリーなので完全に初見の方は多分理解できない部分が多々発生すると思います。
アニメでも結構押しつけひどいなぁと感じた御厨さんが舞台だとさらにひどい人に見えたり、各兄弟のやり取りや葛藤も削られている部分があるので感情移入しにくいと思います。
このあたりの残念な部分をド派手なアクションで無理やり乗り切ってる感はあります。
要所要所良い演技を皆さんされているだけに、あと少し掘り下げてもらえたらもっとどのキャラクターも魅力がますと思うので正直勿体ないなと感じる部分が多々ありました。玲佳ちゃんのラストシーンも結構唐突にユウヤにいったなぁという印象を受けてしまったので、いっそユウヤへの想いは無くしてこれで終わりかだけでも良かった気がしました。
個人的にはアニメを見て脳内保管してみた方がよい舞台なのかなと思います。

今回は国家保安本部の紅一点武藤玲佳さん役です。
立ち振る舞いは本当に素晴らしかったと思います。銃を構える仕草や立ち姿などビシっと芯がある動きで見ていて気持ちが良かったですし、戦える強い女性のイメージがしっかり伝わってきました。
道夫との掛け合いも尻に敷いてる感じが良く出ていて良かったです。全体的にシリアスな舞台の中でクスリと笑わせてもらいました。
今回惜しいのが声ですかね。かっこいい女性の声を出そうとしているのは良く伝わってきました。
ただそのために多少くぐもったような声になってしまっていて滑舌も悪くなってしまっている印象でした。
あと色々な声音が混在しているのももう少し改善した方が良い印象を受けました。
表現が難しいんですが、素のりったんの声の部分と風ステの圭子ちゃんの声とペルソナの覚醒した春ちゃんの声が場面で切り替わって出てくる感じで、玲佳ちゃんのイメージが固まらない印象を受けました。感じ方は人それぞれだと思うのですがベースの声音は変えず声に感情が入るといいかなと思いました。
今後どう変化していくか楽しみにしたいと思います。
マニアックかもしれませんが今回個人的にりったんの好きなシーンは本田本部長の前に４人で並んで立っている場面だったりします。
凛々しい横顔とびしっとした立ち姿がめちゃくちゃかっこいいのです。

カーテンコールは緊張から解き放たれた役者さんたちの笑顔が印象的でした。
りったんもニコニコ笑顔で可愛かったです。
猪野さん＆飯窪さんのやり取り笑いました。
猪「スペシャルカーテンコールがあります。」
飯「大喜利大会ですか」
猪「勘弁して（笑）」
あと演者さん数名からの挨拶でユウヤ役の佐奈さんが「次俺かな？」と本田役の佐々木さんに確認していて猪野さんがカンペ出して確認してたのも笑いました。
猪野さんがGロッソは東京の軽井沢と呼んで避暑地にしてくださいとおっしゃっていたので暑さに負けそうな方は１度Gロッソへ行きましょう。
とある問題発言は本人の名誉のために心にしまっておこうと思います(笑)
回数重ねるごとに良くなりそうな舞台なので今後の観劇が楽しみです。次はBLACKチームどんな違いが出るのか楽しみです。